出張で6年ぶりにパリに来ました。ロンドンからパリまでエールフランスで飛んだので、機中からCAに「ボンジュール、ムッシュー」「メルシー」と話し掛けられてルンルンフランス気分です。久しぶりに聞いたフランス語は、音の繋がりが耳に優しく、とても可愛らしい。何だか言葉そのものが既にファッショナブルな感じがします。学生の頃真面目に第二外国語のフランス語を勉強しておけば良かったと今更ながら後悔しました。もしかなうのものならば、このお洒落な言語を駆使してトレビアンなパリジェンヌを口説いてみたいです。
さて、パリには10月23日夕刻から26日朝まで滞在したのですが、この短い3泊4日の短期間であっても雰囲気を感じ取るには十分でした。花の都はその名に恥じず洗練された町で、通り、建物、彫刻、絵画、道行く人々、どれをとってもエレガント。ロンドンの質実なイメージも僕は好きですが、趣が大分異なります。ラテンとアングロサクソンの違いなのでしょう。
ただ、グルメ、これはパリの方に軍配を上げざるを得ません。渡英して2ヶ月以上経って、「お、ロンドンもお金を出せば美味しいもの食べられるやん」と思っていたのですが、これは大間違いであることに気付かされました。「ロンドンはお金を出せば食べられなくもないものを食べられる」というのが正い。要するに、僕も滞在が長くなるにつれて次第に舌が美味しくないものに慣れてきていて、少しでもまともなものを食べると過大評価してしまう傾向に陥りつつあるのでした。個別のレストラン評はまた別途書こうと思いますが、フレンチはもちろんのこと、日本食までもパリとロンドンのレストランとでは味の繊細さが全く別物でした。ミシュランの星付きレストランを今回2軒訪ねたのですが、素晴らしさのあまり冗談でなく涙が出そうでした。
ところで、昼間はなかなかチャンスがありませんでしたが、夜こっそりホテルを抜け出して、写真を何枚か撮りました。
コンコルド広場。エジプトのルクソール神殿から運んできたオベリスクが立っています。
エッフェル塔とセーヌ川、そして遊覧船。いつもは白いエッフェル塔が青く光っていました。2008年はフランスがEU議長国ですが、EU旗の青と星をイメージしているそうです。
そして言わずと知れた凱旋門。威風漂います。もう1ヶ月もすると手前のシャンゼリゼの街路樹に灯りが点ります。
今回の滞在で、パリがかなり好きになりました。飛行機でほんの45分。また近い内に訪ねたいと思ったのでした。
ほんと!
私も行ってみたい、そのレストラン。
目から鱗なんだろうな
おいしくて涙が出そうっていうの
わかる気がします。(やっぱり食欲異常者としてはね!)
投稿情報: sleepyhead | 2008-10-28 14:41
>sleepyheadさん
美味しさに感激しました。
ミシュランって今まであまり大したことないんだろうなと勝手に高を括っていたのですが、やっぱり凄いなーと感心。
投稿情報: Shibuya | 2008-10-31 01:45